建設業と一口にいっても非常に幅広いのですが、建設業法によれば、工事によって28の仕事に分類がされています。
一式工事と言われる、土木一式工事と建築一式工事の他に、26種類の専門工事があります。
大工工事、左官工事、とび・土木・コンクリート工事、石工事、管工事、板金工事、ガラス工事、内装仕上げ工事、造園工事、電気通信工事、建具工事などです。
そしてさらに、土木一式や建築一式工事を請け負う業者は総合建設業者と言い、世間的には一般的にゼネコンと言われています。
一方で専門工事は、専門工事業者と呼ばれています。
主に、発注者はゼネコンと契約を結び、ゼネコンはそれぞれに契約している専門工事業者に仕事を発注するという流れになっていると考えてよいでしょう。
そのため、建設の求人においては、多くは専門工事業者が求められています。
ゼネコンは、実際の建設現場に出るということよりも施工計画や品質管理、工程管理、原価管理、安全管理などを行います。
そのため、求人の数には限りがあります。
今求められているのは、実際に現場で働く人たち、つまり専門工事業者なのです。
特に左官やとび・土木・コンクリート工事の職人は、多く求められているところです。
こういった専門工事の職人は、手に職があれば長く仕事をもらっていけることができるので、建設の求人の中でも就いておくと良い仕事といえるでしょう。
もちろん、1級建築士や施工管理技士など、実際の現場と直接かかわっている、専門技術を持っている人たちも大いに求められています。